- 名神・新名神・名阪国道が同時通行止めとなり、東西の交通が遮断。
- 25日午前2時、さらに午前4時から段階的に閉鎖範囲が拡大。
- 高速道路だけでなく、国道1号や8号、21号などの主要一般道も通行止め。
- 大規模な車両立ち往生を防ぐ「予防的通行止め」のため、解除には時間を要する見込み。
1. 今回の通行止めニュース概要:名古屋ー大阪間の交通がストップ
国土交通省とNEXCO各社は、強い冬型の気圧配置による大雪に備え、2026年1月25日午前2時および午前4時から大規模な「予防的通行止め」を開始しました。対象は名神高速道路、新名神高速道路、名阪国道を含む広範囲にわたります。
これにより、名古屋(愛知)から大阪(近畿)方面へ抜ける主要なルートがすべて閉鎖されることになります。いわゆる「東西移動の完全遮断」に近い状態であり、日本全体の物流にも甚大な影響を及ぼす恐れがあります。
2. 気象の原因・背景:JPCZと警報級の大雪予報
今回の措置の背景には、岐阜県・滋賀県・三重県北中部にかけて予想される警報級の大雪があります。特に、日本海から発達した雪雲が流れ込む「JPCZ(日本海寒気団収束帯)」の影響により、関ヶ原周辺や鈴鹿山脈周辺で短時間に記録的な積雪となる可能性が高まっています。
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過去にはこうした区間で数千台規模の車両立ち往生が発生した経験から、道路管理者は「雪が降ってから止める」のではなく、スタックが発生する前に通行を止める「予防的通行止め」を断行しました。
3. 過去の類似事例・過去との比較
2023年1月の寒波では、新名神高速道路で大規模な立ち往生が発生し、解消までに数十時間を要しました。当時は通行止めの判断が遅れたとの批判もありましたが、今回の「3ルート同時閉鎖」は、その教訓を活かした極めて慎重かつ強力な安全対策と言えます。これほど広範囲かつ複数の幹線道路が同時期に止まるのは、近年の冬期交通対策の中でも最大級の規模です。
4. 地域別の影響予測と通行止めスケジュール
通行止めは以下のスケジュールで実施されています(降雪状況により前後する可能性があります)。
| 開始時間 | 主な路線・区間 |
|---|---|
| 実施中(24日23時〜) | 北陸道(長浜ー武生)、舞鶴若狭道、国道8号(福井ー滋賀境)など |
| 25日午前2時ごろ〜 | 名神(栗東湖南ー小牧)、東海北陸道(一宮周辺)、国道21号、国道8号(滋賀県内)など |
| 25日午前4時ごろ〜 | 新名神(四日市ー草津)、名阪国道(亀山ー天理東)、国道1号(亀山ー栗東)など |
5. 生活への影響と注意点(物流・移動・仕事)
- 物流の停滞:名古屋ー大阪間のトラック輸送が止まるため、スーパーやコンビニでの食品欠品、宅配便の大幅な遅延が予想されます。
- 公共交通:高速バスはほぼ全便運休となります。また、並行する東海道新幹線も米原付近の降雪により減速運転を行い、遅延が発生する可能性があります。
- 買い物・仕事:滋賀県や三重県、岐阜県の積雪地域では、無理な出勤を控え、テレワークや休業を検討するレベルの交通規制です。
6. 防災・安全対策のポイント:立ち往生に巻き込まれないために
「自分は大丈夫」という過信が、大規模な渋滞を招く原因となります。
- 外出の自粛:通行止め区間周辺だけでなく、迂回路となる道路も大渋滞が予想されます。移動そのものを中止してください。
- 冬用タイヤ・チェーン:規制が解除された後も、路面は凍結しています。ノーマルタイヤでの走行は法令違反であり、事故の元です。
- 情報収集:「iHighway」や「JARTIC」の公式サイトで、リアルタイムの規制解除情報を確認してください。
7. 今後の天気の見通し
大雪のピークは25日の日中まで続く見込みです。夕方以降、冬型の気圧配置が緩めば除雪作業が進みますが、路面の安全が確認されるまでは通行止めは解除されません。順調に進んだ場合でも、全区間の開通は26日(月)以降になる可能性も視野に入れておく必要があります。
8. FAQ(よくある質問)
Q. 名古屋から大阪へ行く代替ルートはありますか?
A. 主要な3ルート(名神・新名神・名阪国道)が止まっているため、実質的な迂回路はありません。鉄道(新幹線)の利用を検討するか、移動自体を延期してください。
Q. 予防的通行止めはいつ解除されますか?
A. 降雪が収まり、道路上の除雪と凍結防止剤の散布が完了し、安全が確認され次第です。現時点では解除の目処は立っていません。
Q. 一般道なら通れますか?
A. 国道1号や21号、8号などの主要一般道も同時に通行止めとなっています。脇道も積雪で危険なため、一般道への迂回は推奨されません。
9. まとめ
今回の名古屋ー大阪間における一斉通行止めは、命を守り、社会的な混乱を最小限に抑えるための「予防的措置」です。名神、新名神、名阪国道が同時に止まる今の状況下では、無理な移動は自分自身を危険にさらすだけでなく、救急車などの緊急車両の通行を妨げることにもなりかねません。今日は不要不急の外出を避け、最新の道路情報をチェックしながら、安全な場所で規制解除を待ちましょう。
