- 目撃場所と期間:2026年9月1日〜9日、静岡県浜松市天竜区二俣町(クローバー通り商店街周辺〜二俣大橋周辺など)
- 目撃件数・規模:9日間で7件の情報。多い時で10匹程度の群れで移動
- 被害状況:けが人はなし。住宅庭先の柿など農作物への被害が発生
- 行政の対応:市などが現地パトロールを実施し、注意喚起を発令
- 呼びかけ内容:「近づかない・刺激しない・エサを与えない」「生ごみや果実の放置防止」
商店街や橋周辺でサルの群れが出没!何が起きているのか
静岡県浜松市天竜区二俣町において、2026年9月1日から9日までのわずか9日間の間に、サルの群れに関する目撃情報が合計7件市に寄せられました。出没が確認されているのは、クローバー通り商店街周辺や二俣大橋周辺など、比較的普段から人通りがあるエリアです。
目撃されたサルは建物の屋根などを伝って行き来しているとみられ、状況によっては最大10匹程度の群れを形成して行動していることが確認されています。幸いにも現時点で住民や通行人に怪我などの人的被害は出ていませんが、住宅の庭先に実っていた柿などの農作物を荒らされる被害が一部で発生しています。
二俣町での連続目撃が「珍しい」とされる理由
浜松市天竜区は山間部を抱えており、もともと野生サルの生息地域としては確認されていました。しかし、今回のように商店街をはじめとする「比較的人通りの多い市街地エリア」で短期的に連続して目撃される事例は非常に珍しいケースとされています。
一般的に野生動物が市街地や住宅街へ出没する背景には、山林での餌不足、群れの移動ルートの変化、または人の暮らすエリアに残された果実や生ごみなどの味を覚えてしまったことなどが考えられます。
目撃場所と被害状況の整理
今回発表された目撃情報と被害の概要について、以下の表で整理しました。
| 項目 | 詳細・状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 発生地域 | 静岡県浜松市天竜区二俣町 | クローバー通り商店街・二俣大橋周辺など |
| 確認期間・件数 | 2026年9月1日〜9日(計7件) | 短期間で集中的に目撃情報を収受 |
| 群れの規模 | 最大10匹程度 | 屋根などを移動経路として利用 |
| 人的被害 | なし(怪我人ゼロ) | 現時点での確認事実 |
| 物的・農作物被害 | 庭先に植えられた柿などの被害 | 家庭菜園や果樹への影響 |
地域住民や利用者に求められる安全対策と注意点
野生のサルは一見愛らしく見えても、非常に鋭い犬歯や強い筋力を持っています。刺激を与えたりパニックを起こさせたりすると、噛みつかれたり引っかかれたりして重傷を負う危険性があります。
- 近づかない:興味本位で写真や動画を撮ろうと近づくのは大変危険です。
- 刺激を与えない:大声を出したり、走って逃げたり、目を直接見つめたりすると威嚇されたと誤解します。静かに後ずさりして離れましょう。
- 絶対にエサを与えない:人が食べ物を与える、または容易に手に入る状況を作ると、人間を「食べ物をくれる存在」と認識し攻撃性が高まります。
サルを「寄せ付けない」環境づくり
個人の対策だけでなく、地域全体でサルを引き寄せない対策を講じることが重要です。浜松市では以下の徹底を呼びかけています。
- 屋外へのゴミ放置防止:生ごみやペットフードを外に置かない。ゴミ出しルールを徹底する。
- 果樹の早め収穫:庭先の柿、ミカン、その他の果実は成熟する前に早めに収穫するか、防鳥獣ネットで覆う。
- 戸締まりの徹底:屋根を移動するサルが窓や2階のベランダから屋内に侵入するケースがあるため、不在時や夜間の戸締まりを徹底する。
行政の対応と今後の見通し
浜松市および関係機関では、相次ぐ目撃情報を受けて現地周辺のパトロールを強化しています。住民への注意喚起を行うとともに、出没状況の監視を継続しています。
秋口は山の中の木の実などが実る時期である一方、人里の果樹も実をつけやすくなる季節です。サルの群れが一度人里で「手軽に美味しい食べ物が得られる」と学習してしまうと、定着したり繰り返し出没したりする可能性が懸念されます。市や地域の連携による早期の対策が今後のポイントとなります。
よくある質問(FAQ)
- 2026年9月1日〜9日の間に、浜松市天竜区二俣町でサルの群れ(最大10匹程度)の目撃が7件相次いだ。
- 商店街など人通りの多い地域での連続目撃は珍しく、柿などの果実被害が確認されている。
- けが人は出ていないが、市がパトロールを実施し注意を呼びかけている。
- 遭遇時は「近づかない・刺激しない」、家庭では「果実の早め収穫・ゴミ放置防止」が重要。
豊かな自然に囲まれた地域であっても、野生動物が私たちの生活圏の中に日常的に姿を現すようになると、戸惑いや不安を感じるものです。
山と人里の境界線が曖昧になる現代において、事故を防ぐためには私たち一人ひとりが野生動物の習性を正しく理解し、過剰に恐れず冷静に対応する視点が求められます。
日頃のゴミ出しや庭木の管理といった小さな工夫の積み重ねが、地域全体の安全を守ることにつながります。今一度、身の回りの防犯・防災対策を見直してみてはいかがでしょうか。

