- 調査の概要:愛媛県内の開花したヒガンバナをスマホで撮影・報告する県民参加型調査。
- 調査期間:秋の彼岸ごろ(見頃)から2026年10月末まで。
- 調査の目的:地球温暖化とヒガンバナの開花時期の遅れに関する関係性をデータで検証。
- 参加方法:無料アプリ「ArcGIS Survey123」をダウンロードし、写真・日時・場所を送信。
- 昨年の実績・特典:2025年は県内18市町から485件の報告。参加者から抽選で10名に図書カード500円分をプレゼント。
愛媛県が取り組む「ヒガンバナ開花調査」の目的と背景
秋の訪れを象徴するヒガンバナは、例年9月中旬から下旬の秋の彼岸ごろに見頃を迎える季節の風物詩です。しかし近年、全国的に「夏の猛暑や地球温暖化の影響でヒガンバナの開花が遅れているのではないか」という指摘が多くなされるようになりました。
愛媛県気候変動適応センター(東温市見奈良)では、この開花時期の変化と温暖化の直接的な関係性を検証するため、データ収集の一環として県民参加型の調査を行っています。同センター研究員の越智駿輔さんによると、「開花が遅れているという見方はあるものの、それを客観的に裏付けるデータはまだ十分ではない」としており、広域かつ詳細な観察データの集積が求められています。
調査への参加手順と報告方法
ヒガンバナの開花報告は、スマートフォンを持っている方であれば誰でも簡単に参加することができます。
専用アプリ「ArcGIS Survey123」の使い方
調査には、無料の専用アプリ「ArcGIS Survey123」を利用します。手順は以下の通りです。
- スマートフォンで無料アプリ「ArcGIS Survey123」をダウンロードする。
- 愛媛県内で咲いているヒガンバナを見つけ、スマホで撮影する。
- アプリを通じて「撮影した写真」「撮影日時」「撮影場所(位置情報)」を送信する。
| 項目 | 詳細内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 主催機関 | 愛媛県気候変動適応センター(東温市見奈良) | 温暖化影響調査の一環 |
| 調査期間 | 2026年10月末まで | 見頃は秋の彼岸ごろ |
| 対象エリア | 愛媛県内全域 | 昨年は18市町から485件の報告 |
| 使用アプリ | ArcGIS Survey123(無料) | 写真・位置情報・日時を送信 |
| 参加特典 | 図書カード500円分(抽選10名) | 協力への謝礼企画 |
身近な自然から考える地球温暖化と私たちの暮らし
愛媛県気候変動適応センターのような「市民参加型調査(シチズンサイエンス)」は、研究者だけでは網羅しきれない広範囲の自然環境データを集める上で非常に有効な手法です。
季節の移ろいを感じながら環境問題に触れる機会
地域住民が日常のお散歩や外出時に身近な草花へ目を向け、スマートフォンを通じてデータを送信することで、研究活動の一端を直接担うことができます。こうした取り組みは、地球温暖化問題を遠い世界の出来事としてではなく、自分たちの住む地域の身近な環境変化として実感する貴重な機会となります。
よくある質問(FAQ)
まとめ
愛媛県気候変動適応センターが実施しているヒガンバナ開花調査は、県民一人ひとりが気候変動の影響を身近に感じる素晴らしい取り組みです。お散歩やお出かけの際に赤いヒガンバナを見かけたら、ぜひアプリで写真を届けて、地域の環境研究を支える一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
季節を知らせる花々が咲くタイミングは、私たちが生きる地球の呼吸そのものを映し出しています。
気候変動という大きな社会課題に対しても、身近な植物の変化に目を向け記録を重ねることが、未来を守るデータとなります。
日常のふとした瞬間に四季の移ろいを感じ取り、地域環境とのつながりを大切にしていく姿勢が求められています。
今年見つける一輪のヒガンバナの報告が、豊かな自然を次の世代へと引き継ぐ大切な一歩となります。


