2026年1月5日は二十四節気の「小寒(しょうかん)」を迎え、暦の上では「寒の入り」となりました。現在、日本付近は冬型の気圧配置が続いており、北海道から北陸にかけての日本海側では、小寒の天気らしい厳しい寒さと雪が予想されています。一方で、関東など太平洋側では日中の気温が上がり、季節を先取りしたような陽気になる見込みです。
この極端な天候は、私たちの生活や交通機関にどのような影響を及ぼすのでしょうか。北日本の大雪による物流の停滞や、関東以西の寒暖差による体調管理など、注意すべき点は多岐にわたります。あなたの住む地域では、どのような対策が必要になるのか、最新の気象情報を確認していきましょう。
- 北日本・北陸:断続的に雪。局地的な雷やふぶき、大雪に警戒。
- 関東・東海・西日本:概ね晴天。最高気温13〜14℃と3月並みの暖かさに。
- 注意点:雪どけによる路面悪化、なだれ、落雪、および激しい寒暖差。
1. 今回の天気・気象ニュース概要(何が起きるのか)
今日1月5日は、北日本を中心に冬らしい荒れた天候が続いています。北海道や東北の日本海側では雪が断続的に降り、発達した雪雲の影響で局地的に雷を伴う強い降り方となる見込みです。視界を遮る「ふぶき」にも警戒が必要です。
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一方で、北陸地方では雨や雪が入り混じる不安定な空模様となっています。特に落雷や突風のおそれがあり、屋外での活動には注意が必要です。対照的に、関東から九州にかけての太平洋側は広く晴れ間が広がり、暦の「寒の入り」とは裏腹に、日中は春を感じさせるような穏やかな天気となるでしょう。
2. 気象の原因・背景(前線・寒気・高気圧・台風など)
今回の天候の要因は、日本付近が典型的な「西高東低」の冬型の気圧配置となっていることにあります。上空には強い寒気が流れ込んでおり、これが日本海で水蒸気を蓄え、北日本の日本海側に発達した雪雲をもたらしています。
北陸付近では、冷たい寒気と比較的暖かい海面温度との差により、大気の状態が非常に不安定になっています。これが雷雲の発達を促し、急な強い雨や雪、落雷を引き起こす原因です。一方で、関東や太平洋側には、山を越えた乾燥した空気が流れ込むため晴天となりますが、同時に日射による気温上昇が期待できる状況です。
3. 過去の類似事例・過去との比較
例年の「小寒」は、文字通り寒さが本格化する時期であり、全国的に氷点下の冷え込みを記録することも珍しくありません。しかし、今年の傾向として顕著なのは、地域による「寒暖差の二極化」です。
過去には、小寒の時期に南岸低気圧が通過して関東で大雪となった事例もありますが、今回は高気圧に覆われるためその心配はありません。ただし、北日本での雪の強さは例年並みかそれ以上であり、札幌で最高気温がマイナス4℃(真冬日)となるなど、北側においては「暦通り」の厳しい冬の厳しさが際立っています。
4. 地域別の影響予測(交通・学校・イベント・物流など)
地域によって受ける影響が大きく異なります。以下の点に注意してください。
- 北海道・東北:視界不良や積雪による交通機関(鉄道・航空)の乱れが懸念されます。車を運転する際は、スタックやスリップ事故に最大級の警戒が必要です。
- 北陸:平地では雪どけが進むため、路面の冠水やぬかるみに注意が必要です。また、屋根からの落雪やなだれのリスクが高まっています。
- 関東・西日本:交通への大きな影響はありませんが、朝晩の冷え込みと日中の気温差が大きいため、外出時の服装選びに迷う場面が増えそうです。
5. 生活への影響と注意点(通勤・洗濯・買い物・体調管理)
北日本にお住まいの方は、除雪作業に伴う事故に十分注意してください。特に「雷」が鳴った場合は、作業を中断し建物内へ避難することが重要です。洗濯物は、日本海側では部屋干し一択ですが、太平洋側では外干しが可能です。ただし、夕方以降は急激に冷え込むため、早めに取り込むのが賢明です。
最も懸念されるのが「ヒートショック」と「風邪」です。東京都心では最高気温が14℃まで上がる一方、朝晩は冷え込みます。室内と室外、あるいは朝夕の寒暖差が10℃以上になることもあるため、脱ぎ着しやすい重ね着(レイヤリング)を推奨します。
6. 防災・安全対策のポイント(事前にできること)
雪国では、停電への備えを再確認してください。湿った雪が電線に付着し、停電が発生するケースがあります。モバイルバッテリーの充電や、使い捨てカイロの準備をしておきましょう。
また、北陸などの雨が降る地域では、消雪パイプからの水による路面状況の悪化にも注意が必要です。歩行者は防水性の高い靴を選び、泥はね等にも気をつけましょう。太平洋側では空気が乾燥しているため、火の取り扱いや喉の保湿といった、火災予防・感染症対策を改めて徹底してください。
7. 今後の天気の見通し(数日〜週間予報ベース)
この冬型の気圧配置は数日間続く見込みです。北日本の日本海側では、明日以降もしばらくは雪の降りやすい日が続くでしょう。寒気の影響で、北日本中心の厳しい寒さは継続する予報です。
一方、関東から九州にかけては、週の中頃にかけても晴天が続く見込みですが、今回のような「3月中旬並み」の暖かさは一時的です。数日後には再び平年並みの寒さが戻るため、気温のアップダウンに振り回されないよう、週間予報をこまめにチェックすることが重要です。
Q. 「小寒」とはどういう意味ですか?
A. 二十四節気の一つで、寒さが加わる時期という意味です。この日から「大寒」が終わるまでの約30日間を「寒の内」と呼び、一年で最も寒い時期とされます。
Q. 北陸で雨が降るのに「なだれ」に注意なのはなぜですか?
A. 既に積もっている雪の上に雨が降ると、雪が重くなり、地面との摩擦が弱まるためです。気温が上がるタイミングも重なるため、特に注意が必要です。
本日1月5日の「小寒」は、北日本の日本海側では厳しい寒さと大雪、関東以西では春の陽気という、日本列島で対照的な天候となりました。北日本では引き続き交通障害や落雷に警戒が必要ですが、晴れる地域でも朝晩の冷え込みは厳しいため、油断は禁物です。暦通りの寒さに備える地域も、季節外れの暖かさに戸惑う地域も、最新の気象情報を活用して安全で健康な一日をお過ごしください。


