男子100m日本勢全員予選敗退　サニブラウン後半失速に国立ため息【東京世界陸上】

ニュース本編（何が起きたか）

東京2025世界陸上の初日、男子100m予選が国立競技場で行われました。サニブラウン・アブデルハキーム選手（26、東レ）は最終7組に登場し、10秒37（無風）の7着で準決勝進出を逃しました。大きな声援を受けたものの、後半で失速し会場は落胆の空気に包まれました。桐生祥秀選手（29、日本生命）は10秒28で5着、守祐陽選手（21、大東文化大）は10秒37で7着と続き、日本勢3人は全員予選敗退となりました。

背景や家族・経歴・人物情報

サニブラウン選手はガーナ人の父と日本人の母を持ち、早くから将来を嘱望されたスプリンターです。2015年の世界ユース選手権で100m・200mの二冠を達成して以来、日本陸上界を代表する存在として注目されてきました。桐生選手は日本人初の9秒台をマークしたレジェンド的存在。守選手は大東文化大から初出場で臨み、次世代を担う期待株とされています。

関連する過去の出来事や比較

サニブラウン選手は22年のオレゴン大会で日本人初の決勝進出を果たし7位。23年のブダペスト大会でも決勝に進み6位という結果を残しています。日本短距離界の躍進を牽引してきた一方で、今大会は怪我や調整不足が影響したとみられます。桐生選手もかつてリレーで世界を驚かせた実績を持ちますが、近年は若手との競争も激化しています。

目撃談や具体的描写

国立競技場には大きな期待が寄せられていました。サニブラウン選手はレース後、「前半から遅れを取ってしまい、中盤で動きがなくなり後半失速してしまった」と振り返りました。走り終えた直後には肩を落とし、悔しさを隠せない表情。観客からはため息も漏れましたが、それでも大声援に「感謝しかない」と語る姿が印象的でした。

芸能活動・仕事状況

短距離選手はスポーツ番組やCM出演を通じて芸能活動とも縁があります。サニブラウン選手は過去にテレビ出演で自身の練習方法や考え方を語り、その素直な人柄で人気を集めてきました。桐生選手も学生時代からメディア露出が多く、日本の陸上人気を高める存在です。今回の結果は残念ながらも、スポーツを超えた注目度は依然として高いままです。

SNSの反応

X（旧Twitter）では、「悔しいけど応援したい」「怪我の影響が大きかったのでは？」といった声が相次ぎました。桐生選手の走りに「まだまだ速さを感じる」という意見もあれば、「新世代の台頭を期待したい」と守選手への期待を寄せる声も見られました。全体として、日本短距離界の今後を案じるコメントが多く見受けられます。

今後の展望

サニブラウン選手は「またしっかり練習を積んで挑みたい」と語り、来季に向けて意欲を見せています。桐生選手も「まだやれることはある」と強調しており、守選手の成長も含めて日本短距離界の巻き返しに注目が集まります。来年以降の国際大会、そしてパリ五輪後の新しい時代にどう挑むのかが大きなポイントです。

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まとめ