クマの胆がメルカリ出品?厚労省が削除要請した理由!

黄金のしずく型ロゴに「planet buzz checklist」と筆記体で書かれたデザイン画像

古くから肝機能改善や胃腸の薬として重宝されてきた「クマの胆(い)」が、大手フリマアプリのメルカリに出品され、厚生労働省が削除を要請するという異例の事態に発展しました。今回の騒動では、未承認の医薬品を個人が販売する行為が薬機法抵触の恐れがあるとして厳しく問題視されています。メルカリなどの便利なプラットフォームが普及する一方で、なぜ法に触れるような出品が後を絶たないのでしょうか。健康被害のリスクや法的責任について、あなたも疑問に思ったことはありませんか?本記事では、このニュースの背景から専門家の分析、そして私たちが注意すべき点について深く掘り下げていきます。

この記事の重要ポイント
  • 厚労省がメルカリに対し「クマの胆」の削除を要請
  • 個人の製造・販売は「未承認医薬品」として薬機法抵触の恐れ
  • 粉末状だけでなく現物も数万円で取引されている実態
  • 専門家は安易な個人間売買の危険性を指摘

1. 概要:クマの胆メルカリ出品と厚労省の削除要請

2026年1月、漢方薬の原料として知られる「クマの胆(い)」がフリマアプリ「メルカリ」に出品されていることを受け、厚生労働省が運営会社に対して削除を求める要請を行いました。対象となったのは、出品者が自ら製造したとされる粉末状の製品です。

厚生労働省は、これらが「未承認の医薬品」に該当すると判断。医薬品医療機器法(薬機法)に抵触する可能性があるとして、強い警戒感を示しています。要請を受けたメルカリ側は、速やかに出品を削除する対応を取りました。

2. 発生の背景・原因:なぜ出品されたのか

「クマの胆」は、ツキノワグマなどの胆嚢を乾燥させたもので、古くから高価な生薬として取引されてきました。特に肝機能改善や食欲不振に効果があるとされ、山間部や猟師の間では馴染みのある存在です。

今回、出品に至った背景には「希少価値の高いものを換金したい」という出品者の意図が見え隠れします。しかし、医薬品としての認可を受けていない個人が、効能をうたって販売することは法律で厳格に制限されているという認識が不足していたことが根本的な原因と言えるでしょう。

3. 関係者の動向・コメント:厚労省とメルカリの主張

厚生労働省の担当者は、取材に対し「製造工程が不明な未承認の医薬品が流通することは、公衆衛生上の観点から極めて危険である」と述べています。昨年12月末に事態を把握して以降、迅速な対応を進めてきました。

一方、メルカリ広報部は「規約で医薬品の出品は一律に禁止しているが、今回は行政からの要請を受け、総合的な判断で削除を実施した」とコメント。プラットフォーム側としても監視を強めているものの、すり抜けて出品されるケースへの対応に苦慮している様子が伺えます。

4. 被害状況や金額・人数:高額取引の実態

今回のニュースで注目すべきは、その取引価格です。調査によると、粉末状だけでなく、乾燥した胆嚢そのものと思われる出品も確認されており、一つ数万円という高値で落札されているケースもありました。不特定多数のユーザーが閲覧するアプリ内で、既に複数の取引が成立していた可能性があります。

現時点で、この出品物による直接的な健康被害は報告されていませんが、成分が不明確な粉末を摂取することのリスクは計り知れません。

5. 行政・警察・企業の対応:薬機法違反の可能性

行政側は今回の件を重く見ており、今後も同様の出品が続く場合はさらなる法的措置も辞さない構えです。薬機法では、未承認医薬品の広告や販売を厳しく禁じており、違反した場合には懲役や罰金が科せられる可能性があります。

メルカリなどのフリマサイト運営企業は、AIによる自動検知システムの精度向上や、パトロールの強化を急いでいます。しかし、「クマの胆」のような特殊なケースは、単なる「食品」や「工芸品」として出品されることもあり、検知の難しさが浮き彫りになっています。

6. 専門家の見解や分析:野生動物医学の視点

野生動物医学を専門とする大学教授は、クマの胆の利用について「一般的には煎じて飲むものだが、野生動物由来であるため、寄生虫や細菌のリスク、さらには含有成分の個体差が激しい」と指摘しています。専門的な知識がないまま加工を行うことの危うさが強調されています。

また、法的な視点からは、たとえ善意であっても「効く」と称して販売した時点で、医薬品販売の業許可が必要になるため、個人の出品はほぼ例外なく違法となる可能性が高いとの分析がなされています。

7. SNS・世間の反応:驚きと懸念の声

SNS上では、このニュースに対して驚きの声が広がっています。 「メルカリでクマの胆まで売ってるのか…何でもありだな」 「猟師さんの自家製ってこと?怖くて飲めない」 「薬機法を知らずに出品している人が多すぎる。運営の責任も重い」 といった、出品の多様化に対する驚きと、安全性への懸念が入り混じった意見が多数見受けられます。

8. 今後の見通し・影響:個人売買の規制強化へ

今回の騒動を受けて、フリマアプリにおける「医薬品・準医薬品」の監視体制は一層厳格化されることが予想されます。特に「自家製」や「天然成分」を謳う出品物に対して、厚労省とプラットフォーム運営者の連携が強化されるでしょう。

また、出品者側も「知らなかった」では済まされない法的リスクを負うことになります。個人間取引の利便性が増す一方で、利用者のリテラシー向上が急務となっています。

9. FAQ(よくある質問)

Q:クマの胆を自分で使う分には問題ないですか?
A:自分や家族で消費する分には薬機法の制限は受けませんが、不特定多数に販売・譲渡することは法律で禁じられています。

Q:なぜメルカリで医薬品を売ってはいけないのですか?
A:医薬品の販売には専門の免許と適切な管理が必要です。安全性が担保されていない製品による健康被害を防ぐため、法律で厳しく規制されています。

Q:もし違法な出品を見つけたらどうすればいいですか?
A:アプリ内の通報機能を利用するか、あまりに悪質な場合は最寄りの保健所や厚生労働省の窓口へ相談してください。

10. まとめ

今回の「クマの胆」メルカリ出品騒動は、個人のリテラシー不足とプラットフォームの管理の難しさを改めて浮き彫りにしました。未承認の医薬品を安易に購入・摂取することは、自身の健康を危険にさらす行為です。また、出品者側も重い法的罰則を受ける可能性があります。便利なフリマアプリだからこそ、法律を守り、安全な取引を心がけることが求められています。

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