- 発生場所:奈良県香芝市上中「レストラン平安」
- 原因物質:ノロウイルス(調理従事者の便からも検出)
- 被害状況:9歳〜70代の男女10人が嘔吐・発熱など
- 行政処分:2月11日から3日間の営業停止処分
1. 食中毒の概要(いつ・どこで・何が起きたか)
2026年2月7日に奈良県香芝市の焼き肉店「レストラン平安」を利用したグループから、体調不良を訴える相談が保健所に寄せられました。奈良県薬務・衛生課によると、9歳から70代までの幅広い年齢層の男女10人が、同店の焼き肉などを食べた後に、嘔吐や発熱といった食中毒特有の症状を示しました。
複数の相談を受けた中和保健所が調査を開始したところ、有症者の便および店舗の調理従事者の便からノロウイルスが検出されたため、同店の食事が原因であると断定されました。
2. 出火原因(汚染経路)と背景
今回の食中毒の直接的な原因は「ノロウイルス」です。特筆すべきは、調理に従事していたスタッフからもウイルスが検出されている点です。これは、ウイルスを保持したスタッフの手などを介して、食材や調理器具が汚染された「二次汚染」の可能性を強く示唆しています。
冬場はノロウイルスの活動が活発になる時期であり、飲食店における徹底した手洗いや健康管理が通常以上に求められる季節でした。
3. 消防・関係者の初期対応とコメント
中和保健所は11日、迅速な対応として「レストラン平安」に対し、3日間の営業停止処分を下しました。店側は保健所の指導に従い、店内の徹底した清掃・消毒を実施するとしています。
県によれば、相談が寄せられたのは7日の利用客からで、3件の相談がトリガーとなり今回のスピード処分につながりました。迅速な通報が、さらなる被害拡大を食い止めた形となります。
4. 被害状況(有症者・症状など)
被害を受けたのは男女10人です。主な症状は以下の通りです。
- 激しい嘔吐
- 発熱
- 下痢
幸いなことに、搬送された患者の中に重症者はおらず、現在は全員が快方に向かっているとのことです。しかし、小さなお子様(9歳)から高齢者(70代)まで被害が出ていることから、体力のない層への影響が懸念される事態でした。
5. 消防・行政・所有者の対応
行政(中和保健所)は、営業停止処分期間中に店舗の衛生管理体制の再確認を求めています。特に、調理従事者の始業前の検便結果の確認や、正しい手洗いの実施状況など、マニュアルが形骸化していなかったかを厳しく指導する方針です。店舗側も今後の信頼回復に向けて、衛生教育の徹底が求められます。
6. 衛生建築専門家の見解や分析
食品衛生の専門家は「焼き肉店では客が自分で肉を焼くため、食材そのものの汚染に加えて、提供される皿やトング、あるいは提供スタッフの衛生状態が鍵を握る」と分析しています。今回、調理従事者からウイルスが検出された点は、現場の衛生意識に隙があったと言わざるを得ないとの厳しい見方もあります。
7. SNS・世間の反応
地元・香芝市の住民からは「家族で行くこともある店だったのでショック」「この時期のノロウイルスは本当に怖い」といった不安の声が上がっています。また、調理スタッフからのウイルス検出に対して「従業員の体調管理をもっと徹底してほしかった」という批判的な意見も散見されます。
8. 今後の再発防止策と影響
レストラン平安は営業再開に向け、従業員の衛生教育の再実施、および調理場の全面的な消毒を行う予定です。また、今後は従業員に少しでも体調不良がある場合の出勤停止を徹底するなど、運用面での強化が不可欠です。冬から春にかけては依然としてウイルスの流行期であるため、他の飲食店にとっても他山の石となる事案と言えるでしょう。
9. FAQ:レストラン平安の食中毒についてよくある質問
Q:現在は営業していますか?
A:2月11日から3日間の営業停止処分を受けているため、期間中は営業していません。
Q:重症者はいますか?
A:重症者はおらず、全員快方に向かっていると発表されています。
Q:ノロウイルスの潜伏期間は?
A:一般的に24時間〜48時間と言われています。もし心当たりのある症状が出た場合は、早めに医療機関を受診してください。
10. まとめ:安全な外食を楽しむために
飲食店には、食の安全という最も基本的な信頼を第一に、徹底した衛生管理を期待したいところです。今後、店舗がどのような改善策を講じ、信頼を回復していくのか注視していく必要があります。

